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部活動紹介


整形外科柔道部

 東京2020オリンピック柔道競技での日本人選手の凄まじい活躍がつい昨日のことのように感じられますね。きっと皆様の中にも新しい記憶として残っていることと思います。この活躍の背景には練習、強化の環境のみならず、医科学面を含めた様々な点からのサポート体制があり、世界に誇るべきスポーツ文化と考えています。
 さて、本学医学部柔道部は顧問を歴代整形外科教授にお願いしていたという経緯もあり、当教室には多くの柔道部出身整形外科医がいます。柔道を通した「自他共栄」の実践を目標に、日々人間力の向上を目標に様々な活動に取り組んでおります。主な活動は大きく分けて競技参加と柔道競技サポートになります。競技活動に関しては全日本医師柔道大会にて2011年から4年間和田誠之が40歳代の部で優勝し、フランスで開催された国際医師柔道大会へも参加しています。また2012年に全日本医師柔道大会30歳代の部で佐々木英嗣も優勝しています。徐々に参加できる大会が少なくなる年代となってきましたが、高段者大会などへの参加も目標にトレーニングに取り組んでいるものもおります。
 その一方で現在の整形外科柔道部の主な活動は大会救護になります。主に和田誠之、盛島利文、和田簡一郎、秋元博之、岩崎宏貴、佐々木英嗣で分担し、県内の大会における会場救護とその体制作りを行っております。柔道では出血、骨折、脱臼、靭帯損傷が高頻度に発生することに加え、重篤な頭頚部外傷や柔道に特異的な絞め落ちへの対処が求められることもあり、救護に当たるドクターは常に情報を共有して適切な対応が取れるようにしています。また、県内を飛び出して、全日本柔道連盟での医科学活動も積極的におこなっております。2011年のグランドスラム東京大会から和田誠之が、2018年グランドスラム大阪大会から佐々木英嗣がマットドクターとして国際大会に参加し、東京2020オリンピック柔道競技へのマットドクターとして参加させていただきました。こんなにも柔道に熱い医師がたくさんいるのかということ、他のメディカルスタッフとどのように連携し、スムーズで安全な大会運営を行っているのかなど非常に多くの刺激を受け、勉強させていただいております。また佐々木は現在、全柔連強化チームが参加する国際大会の帯同にも同行させていただいております。世界トップレベルの選手、サポート陣と一緒に行動や考えを共にしていくことで新たに勉強になることが非常に多いと感じております。
 最後になりますが、柔道部で一緒に活躍してくれる若い先生方を歓迎いたします。興味のある先生、学生さんはいつでもお声がけいただければと思います。

整形外科柔道部
大会での様子(左から和田簡、佐々木、和田誠)

  • 整形外科柔道部
    大会朝の搬送練習の風景 
  • 整形外科柔道部
    救護活動にあたる和田
記:佐々木英嗣





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