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留学寄稿

留学寄稿 佐々木 静

Emory大学留学報告

 2019年8月から2020年3月までアメリカジョージア州アトランタのEmory大学に留学させていただきました。アトランタはジョージア州最大の都市であり、1996年にはオリンピックも開催されました。夏は非常に暑く、冬はそれほど寒くもなく、とても過ごしやすいところでした。
 私の留学先はEmory大学のsports medicine clinicであり、Dr. John Xerogeanes(Dr. X)の元で研修させていただきました。外来診療はEmory Sports Medicine Complexというリハビリテーション施設とクリニックが併設されている施設で行っており、クリニックにはNBAのアトランタホークスの練習施設も併設されており、クリニック内の窓からコートが見渡せる状態になっていました。選手が練習している間は中を見ることはできませんが、たまに個人練習をしている選手は見られることもありました。小学から大学までバスケをしてきた私にとっては、毎日の通勤がとても楽しみになる素晴らしい環境でした。
 Dr. Xの手術は膝・肩関節の鏡視下手術が中心です。特にACL再建術は年間300例ほど行っており、主に大腿四頭筋腱を移植腱に使用しています。話には聞いていましたが、短時間の手術であれば鎮静と局所麻酔を併用して行い、気管挿管をする手術であっても全て日帰りで手術を行っていました。
 Emory大学ではプロスポーツだけでなく大学スポーツチームのサポートも行っており、アトランタブレーブスやジョージア工科大学のアメフトチームの試合、キャンプにも帯同させていただくことができました。外来や手術だけではなく、スポーツドクターとしてのフィールドワーク等に関しても非常に多くのことを学ぶことができました。また、アメリカでは家族と過ごす時間も多く、私だけでなく、家族にとっても貴重な時間を過ごすことができました。このような貴重な留学機会を与えていただいた石橋教授、教室員の先生方にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。

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Emory Sports Medicine Complex
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Clinic内から見たAtlanta Hawksの練習コート
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Dr. Xと
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College football (Georgia Tech)
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Atlanta Hawksの試合観戦
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ORS同門会(Phoenix)

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