一般向け手外科グループ
手(足)の先天異常
当科手の外科班では、下記のような疾患を扱っています。

- 母指多指症
- 多合指(趾)症
- 先天性橈尺骨癒合症
- 橈側列形成不全症
- 絞扼輪症候群
- 先天性下腿偽関節
- 軟骨無形成症
当科外来では、上記以外にも手の先天疾患を扱っております。母指多指症は最も多く、1歳前後での手術を行う場合が多いです。四肢の短縮に対して、脚延長法による骨の延長術を行っています。
絞扼性神経障害
- 手根管症候群
- 肘部管症候群
- ギヨン管症候群
- 後骨間神経麻痺
- 前骨間神経麻痺
手の麻痺や、筋委縮、しびれなどの症状で受診されるかたが多いです。手根管症候群では、正中神経の障害を生じ、母・示・中・環指のしびれを認め、肘部管症候群では、尺骨神経の障害を生じ、環・小指のしびれを認めることが多いです。
外傷

- 指切断
- 神経断裂
- 腱断裂
- 骨折
指の完全切断は、骨、腱、神経、動脈、静脈をそれぞれ接合し、指の再接着という手術を行います。神経断裂は顕微鏡下に縫合を行っています。骨折のなかでも、舟状骨骨折は経皮的スクリュー固定を行います。