受賞・表彰

JOSKASスポーツ賞受賞の挨拶


弘前大学大学院医学研究科整形外科学講座 佐々木静

 2014年度の日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)にて私の投稿論文である「膝前十字靱帯再建術後患者の片脚スクワット動作における動的下肢アライメント」がJOSKASスポーツ賞に選出されましたのでこの場をお借りして受賞報告と研究内容についてご報告申し上げます。
 解剖学的ACL再建術が確立された現在もなお、術後再建靱帯損傷や反対側損傷は解決されていない問題のひとつです。大部分がスポーツ選手に発生するACL損傷において、患者は再建術後の早期競技復帰を望む一方で、競技復帰時期に関する明確な基準が定められていないのが現状です。本研究結果からは下肢筋力が回復し競技復帰を許可されている患者においても動的下肢アライメントの回復は不十分であることが示唆されました。ACL再建術後の再損傷予防の観点からは理学所見や下肢筋力のみならず、よりスポーツ動作に近い状況下での動的な神経筋コントロールの評価が重要と考えられました。
 2013年度のJOSKAS総会においても私の投稿論文である「Core muscle trainingがジャンプ着地動作における下肢・体幹の神経筋コントロールに及ぼす効果」が学会賞に選出されましたが、近年ではACL損傷予防の重要な要素のひとつとして体幹安定性の向上が挙げられています。初回受傷のみならず、ACL再建術後の再受傷を予防するために今後も研究を続けていこうと考えております。
 最後になりますが研究、論文執筆に際しご指導いただきました弘前大学整形外科学講座石橋恭之教授、津田英一准教授に深く御礼申し上げます。


JOSKASスポーツ賞受賞

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