ご挨拶


第20回  日本創外固定・骨延長学会 開催にあたって

会長 藤 哲(弘前大学整形外科・教授)


日本創外固定・骨延長学会は、1988年1月に日本創外固定研究会として当時朝日大学教授の井上四郎先生が会長として開催され、産声をあげました。1年遅れの1989年9月に当時防衛医科大学講師の安井夏生先生が骨延長ワークショップを主催され、1992年には創外固定学会の会長(当教室の原田征行会長)が骨延長ワークショップの会長も兼ね同時に開催されるようになり、1997年には研究会を学会に格上げし、第10回日本創外固定・骨延長学会が新たにスタートしました。今回、節目といえる第20回本学会を本年4月27日(金)・28日(土)、シテイー弘前ホテルにて、私どもの教室がすることになり大変光栄なことと思っています。

本学会の大きな使命の一つである『骨を自由に延長する』という、かつては夢のようなことが現実となった現在、新たな使命は、いかに患者さんの負担を軽くするかということだと考えます。外傷の治療及び変形矯正などの再建にあたっては、合併症をできうる限り少なく、治療期間を含めた最少の侵襲で行える方法を常に考える必要があります。本学会は、まさにこの方法を学ぶ絶好の場であると思っています。

今回は68題の演題を採用し、主題としてテーラーフレームによる再建・前腕変形の矯正、橈骨遠位端骨折を取り上げました。特別講演として、St. Vinzenz-Hospital, Department of Trauma and Orthopaedic Surgery・Dietmar Pennig教授に『The Elbow: External Fixation in Complex Injuries and Posttraumatic Sequelae』、University of Belgrade, Faculty of Medicine・Marko Bumbasirevic教授に『External Fixation in Traumatology: Possibilities of Fracture Repair and Treatment of Post-traumatic Non-unions』、ランチョンセミナーとしては慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)・医学部外科・古川俊治教授に『法律から見た創外固定・骨延長法の留意点』、九州大学整形外科・神宮司誠也助教授に『低出力超音波パルスの骨癒合促進効果−骨延長術への応用を含めて−』と題して講演をしていただくことになっております。

今回の学術集会が本学会の‘さらなる飛躍’の第一歩となることを期待し、多数の方々のご参加をお待ち致しております。そのころ弘前はおそらく桜が満開の時期であり、山では春スキー、麓ではゴルフもできます。この機会に学会終了後の日曜日には弘前の春をも満喫いただければ幸いです。



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